学びあい 支えあい 高めあい 笑顔あふれる学校へ
~優しさと厳しさと温かさで子どもを鍛え、はぐくみ、ひとり立ちできる子を育てる地域の学校を目指して~
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「一人一人のよさを生かす令和の権小」 ~学びのイノベーション~
(1)SDGs(2030年を期限とした、持続可能な社会への17の目標)では、各学年が4月中に「今年度に取り組める単元」を一覧にまとめ、単元ごとに「どの時間で深め、広げるか」と悩みながらも実践を始めました。環境問題、社会問題に関する教材は多く、学年や発達の様子に合わせて取り組みます。
(2)STEAM(各教科の学びを基盤としながら、様々な情報を駆使した問題発見・問題解決的な学習により社会的価値の創造に向けた資質・能力の育成)では、生活科や総合的な学習の時間に、地域の人たちと体験活動を伴いながら問題発見・問題解決的な学びを進めています。問い方、問題の見つけ方、学びの計画、学びの方略の選択など、まだまだ始めたばかりで戸惑いながらの実践です。しかし、確実に、一歩前に進んでいます。
(3)DXでは、学習や会議、集会活動など、コロナ禍にあって「やむなく」始めたことが、むしろこれまでの学びや活動を改善する方向につながるなど、「タブレットを使うと、いいことがある」ように利活用できています。働き方改革に、校務システムの活用や家庭との連携、校務分掌の諸連絡など十分効果をもって活用できています。
ただし、校外の諸活動が復活し始め、教員は忙しくなっています。改めて、コロナ禍で得た教訓を踏まえた活動のあり方と取捨選択を検討・断行しなければなりません。働き方改革は、子どものために時間と労力を選択・集中させるためのものです。今後もさらに改革を進めていきます。
教育哲学者の森信三(もり・のぶぞう)が示した「時を守り・場を清め・礼を正す」を、その意味を説明しながら進めています。「あいさつ・返事・後始末」で高校サッカー界に貢献した長崎県の小峯忠敏・元校長の言葉も子どもたち・教職員に説明しています。
相手を大切にし、自分を大切にする。学びあいで「誰一人取り残さない」学校を作り、学力の果てしない伸びを子どもたちに実現していく「令和の権小」は、教育基本法の示す「人格の完成」を目指した取組を大切にしつつ学習指導要領が目指す新たな取組で学びをデザインし、教育課程をマネジメントしていきます。
今年度も、子どもたちと教職員・保護者・地域が学びあい、育ちあう、ケアに包まれた学校づくりを進めてまいります。(校長・大八木健夫)
(令和6年4月1日)
1 主体的・対話的で深い学びを追究します。(学習指導要領の実現)
2 権小DXを推進し、個別最適な学びと共同的な学びの同時追究を進めます。
3 学力・体力・道徳性をバランスよく育成し、GIGAスクール構想を含めた「令和の日本型学校教育」の
実現に取り組みます。
4 持続可能な社会への17の目標(ゴール)をカリキュラムに位置づけ、権小SDGsに取り組みます。
5 STEAM教育を重視し、理科好き・算数好き・英語好きの児童いっぱいを目指します。また、文理に関
係なく問題発見・問題解決の学び(PBL)により、必要な資質・能力を育てます。
6 PTAや学校運営協議会との連携を重ね、円滑な活動を作り出し、安心・安全な学校運営を行います。
7 吉田小、八代小、東中との「東中学校区学校運営協議会」をふまえた連携を推進し、9年間の学びと育
ちを見据えた地域の学校を推進します。
以上、令和6年度の子どもたちの成長のために、全教職員が知恵と力を結集してまいります。
令和6年4月1日 幸手市立権現堂川小学校 校長 大八木健夫
本年も、これまで以上のご理解とご支援をたまわりますようお願いいたします。
【本校の紹介】
明治6年5月の開校から今年5月で150年目となる長い歴史と伝統のある権現堂川小学校。
保護者や地域の皆様の御理解と御協力により、学校と地域が一体となって教育を推し進めている学校です。
今年度も微力ではありますが、子どもたち一人一人の心身の健やかな成長を図り、保護者や地域の皆様から信頼され愛される学校となるよう、誠心誠意、力を尽くしてまいります。保護者や地域の皆様をはじめ関係の方々の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
【校是の設定】
新元号「令和」が発表され、新しい時代となる機会に、学校沿革史をふまえたうえで、本校の「校是」を検討しました。
現在の学校の教育目標は、「自分から行動できる子」です。20年前までは「ひとり立ちできる子」でした。校門をくぐって正面に設置されている校歌の石碑には、これが「学校の教育目標」として刻印されています。
令和元年6月7日(金)第1回学校運営協議会において、校是「ひとり立ち」が 承認されました。「校是」として地域の願いを受けた学校運営に尽力してまいります。