1 研究の歩みと研究主題設定の理由
昨年度まで取り組んだ体力向上の研究により、技能にあった場の選択能力が高まり、「できそうだ」という安心感がもてるようになったことで、運動好きな児童を育成することができた。運動が好きになり体力がついてきた本校児童の心の充実を図れば、学習意欲が高まり学力向上につながると考え、「特別の教科 道徳」を見据えた道徳の授業をとおした心の育成の研究に取り組むことにした。
これからの学校教育は、児童を取り巻く環境の急変に対応し、人間としての生き方や自らの幸福を考えて生き抜いていける児童を育てていかなければならない。主体的、対話的に学びながら自分の心と向き合い、教師も児童も本音で語り合うことが、より深い学びにつながると考えられる。友だち同士互いに認め合う授業をすることで、希望や夢がもて、よりよく生きようとする児童が育成できるのではないかと考え、研究主題を「互いに認め合い、心に響く授業の創造」、めざす児童像を「自分の心と向き合い、よりよく生きようとする子」と設定した。
2 研究課題を推進するための方策
(1)ねらいや教材に応じた多様な指導過程を工夫することによって、質の高い、しなやかな授業展開をし、心に響く授業を創造する。
(2)児童の心に響く掲示や道徳的環境を整えることによって、自分の心と向き合い、互いに認め合う子を育てる。
(3)家庭との連携を図ることによって、ともに心の教育を充実させていく。
3 研究の取組
(1)平成28年度は、前埼玉県道徳教育研究会会長 廣瀬仁郎先生を常任指導者として招聘、平成29年度は、小学校学習指導要領解説特別の教科道徳編作成協力者 齋藤真弓先生を常任指導者として招聘し、「質の高い、しなやかな授業」をめざした授業改善。
(2)児童と保護者を対象に、道徳に対する意識調査を実施。
(3)全体で学習指導案検討会を実施。プレ授業にも参加。
(4)各学級に道徳コーナーを設置。
(5)道徳ノートを活用
(6)家庭への情報発信
4 研究の成果
@教師の道徳の授業への意識が高まった。全員で創り上げていく喜びを味わいながら、指導案検討会や研究授業参観ができた。
A1単位時間の課題を明らかにすることで、何を考えるべきかがはっきりとし、自信をもって発言できる児童が増えた。
B道徳コーナーの設置により、いつでも道徳のめあてを確認したり、授業を振り返ったりできるようになり、児童の道徳への関心も高まった。
C道徳ノートに書くことで、一人一人が考えるようになり全員参加の道徳の授業ができるようになった。また、家庭に持ち帰ることで、授業での学びを共有することができた。
5 研究の課題
@道徳ノートの内容を評価に活かしていく。
A教科書採択終了後、年間指導計画、別葉の作成に取り組めるよう準備を進めていく。
Bさらに研究の質を高め、児童一人一人の価値観も高め、めざす児童像に近づくようにする。
月 |
平成28年度主な研究の取組予定 |
4 |
・研究主題、研究の概要、など研究に関する年間計画の作成・研究組織の検討と決定・研究の重点についての検討 |
5 |
・指導方法についての校内研修 ・学習環境整備計画の作成・児童の実態把握 |
6 |
・6月24日「第1回校内授業研究会」 |
7 |
・指導方法についての校内研修 ・児童が自発的に活動できる学習環境の整備 |
8 |
・埼葛道徳教育夏季研究会 ・道徳学習室の環境整備・8月25日 校内道徳1日研修・上廣倫理財団主催 第21回道徳教育シンポジウム:全員出席 |
9 |
・9月25日「第2回校内授業研究会」(道徳) |
10 |
・10月 3日 第3回校内授業研究会・10月24日 第4回校内授業研究会 |
11 |
・11月 7日 第5回校内授業研究会・11月21日 第6回校内授業研究会 |
12 |
・指導方法についての校内研修 ・児童が自発的に活動できる学習環境の整備 |
1 |
・埼葛道徳教育冬季研究会 ・1月23日 第7回校内授業研究会 |
2 |
・幸手市教育委員会・東部教育事務所教育支援担当・学力向上推進担当学校訪問(全学級道徳) |
3 |
・今年度の研究の取組に関する反省 |
【平成29年度】
時 期 |
内 容 |
4月〜 7月
夏季休業期間
9月〜12月 冬季休業期間 1月 H292月 9日 |
〇指導者を招聘した月2回の研究授業をとおして、教員一人一人の指導力向上と共に道徳科の趣旨を活かした道徳授業モデルの創造 〇通知表の様式を見直し、道徳科の評価を行い、児童や保護者に伝える 〇各種研修会に参加すると共に学校訪問の指導案作成・検討 〇2カ年にわたる研究をまとめ、研究紀要を作成 〇幸手市教育委員会・東部教育事務所学校訪問 〇教科書採択結果を受け、教科書分析と共に年間指導計画及び別葉の作成 〇研究発表会用指導案作成・検討、校舎内環境整備 〇研究発表会にむけ諸資料の印刷、製本 〇授業研究発表会 |
4年前の今日、午後2時46分に大きな地震が起きました。地震による津波は、大切な人を奪い、生まれ育ったふるさとの姿を一変させました。
震災により15,884名の尊い命がなくなり、未だに多くの方が行方不明になっています。会を始める前に、その方たちに黙祷を捧げたいと思います。
校長先生が「黙祷」といったら、目を閉じ、軽く頭を下げて下さい。
今日は、阪神淡路大震災と東日本大震災を扱った道徳の副読本を校長先生が範読します。その言葉に合わせて、佐敷屋先生がつくってくれた映像をスライドで流します。皆さんは、目はスクリーン、耳は校長先生のお話を聞きながら、大きな災害があったとき自分はどうすればいいのか、今、自分にできることは何か、等を考えて下さい。
圏央道を歩きました!(平成26年度) |
圏央道を上から眺めたり上に登ったりしました!(平成25年度) |
圏央道工事現場の社会科見学(平成25年度) |
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『さかえ小の校章』
教師も保護者もみんなで子どもたちが自分だけの見事な花を咲かせることを願い、幸手のシンボル『さくらの花びら』をデザインしました。